今年の一音（令和元年・2019年）

こんにちは。

変なタイトルですね。

ですが記事の中身は真面目です。

今年一番印象に残っている演奏会を書こうと思ったのですが

どういうタイトルにして良いか案が出ずに

数年前の【今年の一枚】をもじって【今年の一音】にしました。

今年も色々な演奏会に行きました。

その中で断トツで印象に残っているものがあります。

今年の夏に霧島音楽祭で初めてこの方の演奏を聴きました。

ピアノ五重奏でした。

演奏会は素晴らしくてカルテットの方々の事を知れたのも収穫だったのですが

ピアノの方の演奏をもっと聴いてみたいなと思い

東京での演奏会があれば行ってみようとなりました。

運良くリサイタル情報が出ていて行く事を即決。

その方はダン・タイ・ソンさん。

ベトナムのピアニストです。

音色がとても美しく非常に繊細。

特に感傷的な曲での切なさや憂いのある演奏が・・・。

今まで何度も聴いている曲も彼の手にかかると

新たな魅力が引き出され別の曲に聴こえました。

もう今までに味わった事のない感覚・世界に誘われ珠玉の時間でした。

演奏会が終わっても会場を出たくありませんでした。

現実の世界に戻ってしまう気がして。

という訳で【今年の一音】はダン・タイ・ソンさんです。

ちなみに霧島でピアノ五重奏で共演されていた弦の方達はカルテット・アマービレさん。

この方達も一度でファンになりました。

１月に聴きに行きます♪